RevolKa raises ¥350 million series A
株式会社レボルカ(本社:東京都、代表取締役社長:片岡 之郎、以下、当社)は、このたび、シリーズAの資金調達ラウンドにおいて、SBIインベストメント株式会社(本社:東京都、代表取締役 執行役員会長兼社長:北尾 吉孝)および東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(本社:宮城県、代表取締役社長:樋口 哲郎)の2社を引受先とした第三者割当増資により、3.5億円の資金を調達したことをお知らせいたします。
1.資金調達の概要と背景
バイオ医薬品の市場において、タンパク質医薬品の占める割合が急成長している中、創薬候補物質の最適化は重要な課題と考えられます。当社のaiProteinTM技術(※)は、複数の機能や特性を同時に最適化するという特徴を有しており、多数の成功例の経験のもと、様々なタンパク質医薬品の創薬候補物質の創製に貢献できると考えております。
この度、豊富なバイオ企業支援実績を有するSBIインベストメント株式会社の「SBI 4&5投資事業有限責任組合」からの新規出資、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社の「THVP‐2号投資事業有限責任組合」からの追加出資により、シリーズAラウンドにおいて合計3.5億円の資金調達を完了しました。
今後、国内外の製薬企業との共同研究開発体制を構築するため、当社の研究開発体制の整備・充実と連動した戦略的な事業開発活動を行うことが重要と考えております。AI創薬領域は急速に成長拡大しているホットな領域であり、今回調達した資金を活用して、人財確保や研究規模の拡大による事業成長を加速させて参ります
※aiProteinTM技術:進化分子工学へ機械学習を中心とした人工知能を取り入れ、抗体や酵素などのタンパク質の機能や構造安定性などを向上・改変させる技術(商標登録出願中)。
2.投資家のコメント
■SBIインベストメント株式会社
レボルカのaiProteinTM技術はバイオ医薬品のリード最適化段階で特に力を発揮する技術で、従来の方法では時間とお金を費やしても困難であった優れたバイオ医薬品の設計を可能にします。患者様及び製薬会社にとって明確な価値となり得る本技術の社会実装をご支援させていただきたいと思い、今回の出資に至りました。
今回の資金調達によって研究開発・事業開発を加速させることで、一日も早く当社技術を活用したバイオ医薬品が創出され、患者様のQOL向上に貢献することを期待しております。
■東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社(THVP)
THVPは東北大学を始めとして東北地域の国立大学における研究成果の社会実装の支援をミッションとしており、東北大学ビジネスインキュベーションプログラムを経て起業されたレボルカ社を創業時より支援して参りました。
今回の資金調達により、今後更なる事業開発活動を通じて、東北大学発の研究成果の社会実装が推進されることを期待しております。
3.株式会社レボルカについて
レボルカは、2021年4月に創業し、東北大学工学研究科梅津光央教授が構築した基盤技術【進化分子工学と機械学習の組み合わせによるタンパク質設計技術】をベースとしたaiProteinTM技術を用いて、医薬品開発にとって重要である高効率なタンパク質設計事業(共同研究開発)を製薬企業とともに展開していくことを目指しております。
RevolKaという名は、ラテン語の「進化(evolutio)」とアイヌ語の「育てる(reska)」から造った造語です。会社のロゴは、胎児が生育していく姿から、「育てる(reskaのR)」が「進化(evolutioのe)」を大事に育んでいることをイメージしたものです。私たちは、生命が機能分子として選択したタンパク質を、人工知能技術を道先案内として試験管内で進化を模倣する進化分子工学を用いて、自然界ではたどり着けなかったフロンティアへ「進化させ」、医薬を中心とする様々な分野が求める機能分子として「育てて」いきます。
詳しくは、株式会社レボルカのホームページ(https://www.revolka.com/)をご覧ください。
20220531_プレスリリース(レボルカシリーズA).pdf